心の修理屋さん

脳が感じる心の辛さの体験記、気持ちを和らげるために試したこと

会社の入館ICカードを忘れる心

(現象)

オフィスに入る為のICカードキーを家に忘れた。
 
会社に着いてカードでオフィスに入ろうとして気付いた。9時を過ぎれば忘れた人用の貸出カードを借りることもできるが、まだ7時半。カードが無いとパソコンのロックも解除できない。
 
仕方がないのでタクシーで取りに帰ろうと外に出た。手がかじかむ程の寒さの中を家から30分も歩いてきたので、疲れて地下鉄に乗る気もしないから。
 
タクシーを探そうと歩いてると、「いや歩いて戻ろう」と考えが変わった。通常では有り得ない時間に帰る方向に歩けるから、きっと違う世界が見えるはずだから楽しもうと考えが変わった。
 
歩き出すと確かに景色が違った。いつもは背中しか見えないビルの建設現場に向かう人たちや、学校へ向かう学生の顔が見れた。表情はみな寒そうでほっぺたが赤かった。今日は手袋なしでは手が固まりそうなくらい寒かったから。人の顔を見ると気温が分かるんだなと気づいた。
 
歩いてる途中で、今日は会社を休んで家で仕事をしようかと考え始めた。パソコンも偶然だが持って帰ってきているし、ノマド生活の試しをしようかと考えた。
しかし止めた。
 
今はDVDと雑誌に見たいものが沢山あるからハマってしまうことが想像できて、仕事をしないだろうから。他には仕事を休むことは良いけど、家ではメールに繋げない。メールを使うには会社に行かないと。家でのしごとは静かに作業をするには良いけれど、お客様のための仕事と考えると少なくとも午前中はメールを見に会社に行かなければならない。
 
家に着いてコーヒーを飲んで少し休憩して、再び一度30分の道のりを会社まで歩いた。合計で朝から1.5時間も歩いた。
 
同じ日に同じ道を、逆方向に歩き、時間を少しずらしてあるいた。同じ道だが少しの時間差や方向で、人も違う、車も違う、太陽も違うことに気付き、頭に発想がどんどん湧いてきた。
 
 
ICカードを忘れた理由)
出発時に少し急いでいた、7時までに絶対に家を出ようとしてたので。土日はカードを無くさないよう財布から出して家に置いていたのを忘れていた。
 
三連休明けで呆けている。健在意識は会社に行って仕事をすることを楽しもうとしているが、潜在意識は人間関係や仕事上のミスをすることを怖がっている。今までに何度も失敗が起こり辛い思いをしたので、日曜日の夕方から欝気味になり月曜日は体が重い習慣があるから。
 
 
ICカードを忘れないようにする行動)
休みの最終日は財布を整理してから寝ること。
 
ICカードを気にしない行動)
失敗を楽しむ思考をキープする。失敗したことをリカバーすることは、習慣的に行っている事を違う視点から見れるチャンス。今回は失敗をとても楽しめた。